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シネマ歌舞伎「野田版 研辰の討たれ」 [★ カンゲキ日記]

◎2008年2月1日(金)シネマ歌舞伎「野田版 研辰の討たれ」(2007日)/梅田ピカデリー/(作)木村綿花(脚色)平田兼三郎(脚本・演出)野田秀樹(出演)中村勘三郎、中村福助、中村扇雀、市川染五郎、中村勘太郎、中村七之助、中村獅童、坂東弥十郎、中村橋之助、坂東三津五郎、他/♪♪♪

平成17年5月の歌舞伎座にて、十八代目中村勘三郎襲名披露狂言として再演された作品で、歌舞伎の舞台をHD高性能カメラで撮影し、映画館でデジタル上映する“シネマ歌舞伎”シリーズの一作品。

舞台は近江の国。世間は、赤穂浪士討ち入りのニュースで持ちきり…という時代。
とある剣術道場でも、「自分も仇討ちで名をあげたいものだ」と、その話題で大盛り上がり。
しかし、一人だけ、赤穂浪士をバカにする男がいた。刀研ぎの町人から侍になった守山辰次(勘三郎)である。

口の達者な辰次は、調子のいい屁理屈を並べ立てて、稽古をサボるばかりか、「仇討ちなんてバカバカしい。武士といえども、47人の中には、ホントは死にたくなかった奴もいたはずだ」などという始末。
ところが、家老の平井市郎右衛門(三津五郎)に叱られると、態度を豹変させ、「直接、剣術指南を」と願い出て、結局、主君の奥方・萩の江(福助)の前で市郎右衛門に散々に打ち据えられてしまう。

仕返しに一計を案じた辰次だったが、夜道の市郎右衛門を襲い、からくり人形で脅かすつもりが、市郎右衛門がポックリ死んでしまったからさぁ大変。
仇討ちブームに乗せられた萩の江や家臣たちの勢いに押され、市郎右衛門の息子たち(染五郎・勘太郎)から、仇として追われるハメになってしまった!
「今話題の仇討ちをこの目で見てみたい!」という民衆や、「仇討ちの本懐を遂げるような立派な男の妻になりたい」という女たち(福助・扇雀)も巻き込んで、大騒動の顛末やいかに…。



取材と取材の間にポッカリ3時間ほど空いてしまい、一旦帰宅しても、一時間もいられないなら仕事にならないし…と、映画で時間をつぶすことに・・。
ちょうど見たかった本作の上映時間が、この3時間にピッタリはまった! しかも、この日が上映最終日! というラッキー♪ たまには、いいことがあるもんです。(^^)v

ゲラゲラ笑って、息抜きにはピッタリの作品。
観客は20人ほどでした。
面白かったけど、私は「野田版 鼠小僧」のほうが好きです。


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YUMiKO

rararinndouさん、ありがとうございます☆彡
by YUMiKO (2008-05-23 18:06) 

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