バクハツ~♪ [▼ 日々雑感]
3月13日(火)夜、目黒で行われるアプリ勉強会に参加するため上京。翌14日(水)は、以前から行きたかった「岡本太郎記念館」に寄って帰阪しました。
記念館のサイトに載っていた地図をプリントアウトして持って行っていたので、iPadはキャリーバッグと一緒に表参道駅のコインロッカーに預け、身軽に移動をと思ったら、迷った迷った。。(>_<)
作品のイメージが強いせいか、勝手に大きな建物だと思い込んでた自分が悪いんだけど、通り過ぎてずんずん歩いて行ってました(あぁ、iPadがあれば…)。最寄り駅から案内表示があるかと思ってたのになぁ。予想外に、こぢんまりした建物だったんですよねぇ。。
ちなみに、記念館は岡本太郎のアトリエ兼住居だった場所とのこと。
企画展「岡本太郎の50年」を開催中でした。(※館内も庭も撮影自由)
印象深かった2作品。
↓ 「原始・1958」(左)、絶筆「雷人・1996/未完成」(右)
↓ アトリエ
↓ 庭に置かれた梵鐘(お寺に奉納した梵鐘のミニチュア版のようです)
お寺の鐘も、岡本太郎がデザインすると、こんなトゲトゲになっちゃうんですね。。
館内で上映されていたドキュメンタリー映像で、この鐘について、岡本太郎と、お寺のご住職夫妻らしき人が、それぞれ語っていたのですが、そのズレが妙に可笑しかったです~。(^_^;)
「先生のおっしゃることがよくわからないんですけど…」と、明らかに困惑気味のご住職夫妻に対して、持論を熱く語る太郎氏。「日が暮れて、山寺の鐘がゴーンと鳴って、あぁ心が癒されるなぁというようなものではつまらない。もっと、宇宙に向かってエネルギーを爆発させるようなものでないとダメだ」とかなんとか……。(←うろ覚えなので、実際のコメントとは違うかもしれませんが)
で、出来たのが、トゲトゲの鐘。映像内で撞いていた鐘の音は、たしかにバクハツしていました。心がざわざわするような音色でした(笑)。
(あの~、これでは、本来の梵鐘の役割とは間逆になるんではないでしょうか。。)
また、大阪万博の太陽の塔内部の展示物について、お役人らしき人たちの前で岡本太郎がプレゼンしているシーンも面白かったです。
太郎氏の説明がちんぷんかんぷんなようで、苦笑いを浮かべながら聞いている人や、欠伸をかみ殺している人がいて、これで、よく企画が通ったなぁという感じ。いや、誰も理解できていなくて、結局、「先生の言うとおりにしましょう」ってことになったのかもしれません(笑)。
縄文土器の芸術性の高さについて語っているシーンには、頷ける部分が多かったです。
子どもの頃、社会科の教科書で初めて縄文土器を見たときに心がざわざわした感じと、岡本太郎の作品を見たときに心がざわざわする感じが似ている気がします。
「縄文土器の魅力を初めて発見して、世の中に発表したのは私なんです。それまで誰も縄文土器に注目していなかった。私が論文を発表して以来、縄文土器は考古学的な研究対象としてではなく、芸術として見られるようになったんです」というようなことも言っておられました。
考えてみたら、私は岡本太郎のことをほとんど知りません。面白そうなので、これを機会にちょっと勉強してみようかしら。
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