風評被害 [▼ 日々雑感]
2011年の新語・流行語大賞に「なでしこジャパン」が選ばれたという。
それはいいとして、トップテンに「風評被害」をはじめ、震災関連の言葉が5つも入ったというのには、疑問を感じる。
軽々しく感じないか? そもそも、新語・流行語というカテゴリーに入れるようなものではないのでは?
何をもって風評被害というのかも難しいところだけれど。。
東日本大震災以降、いや、福島第一原子力発電所の事故以降、ネット上でさまざまな情報が飛び交っている。なかには信ぴょう性の薄い話も少なくない。
どこそこの何々を食べるなとか、××を食べたら放射性物質が体外へ出やすいだとか…。個人的に思ったり、仲間内で話したりする分には勝手だと思うが、それをネット上で拡散する行為はよくないと私は思う。
乳幼児や育ち盛りの子どもを持つ母親が、狂信的な行動をとる気持ちもわからなくはない。一方で、東北産のものを食べて被災地を応援しようという人の気持ちもわかる。
年齢、家族構成、立場が変われば、考え方もそれぞれ違うのだから、それぞれが判断すればいいのではないか。(もちろん、それ以前に、国や東電、企業が消費者の安全に責任を持つことが重要だが)
少なくとも、ネタ元を確かめ、自分が自信と責任をもって発言できる事柄でなければ、不特定多数が目にするところへ書べきではない。悪戯に恐怖心や不安感をあおり、ストレスを与えてはいけないと思う。(仕事柄、自戒を込めて、そう思う。)
ネタ元も確かめず、安易にコピペして拡散すれば、自分が加害者になる可能性だってあるのだから。
タグ:新語・流行語大賞
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