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J・エドガー [★ カンゲキ日記]

◎2012年2月22日(水)映画「J・エドガー」/大阪ステーションシティシネマ/(監督)クリント・イーストウッド(出演)レオナルド・ディカプリオ、アーミー・ハマー、ナオミ・ワッツ、ジュディ・デンチ、ほか/♪♪♪

クリント・イーストウッド監督作品というだけで、なんとなくチョイスしたら、あれれ? 主役のディカプリオが老け役~? この特殊メイクは、ありなのか~? もうちょっとどーにかならんかったんやろか~? などと思ってるうちに、字幕を目で追うのに忙しくなってしまった。。

あらすじ程度は頭に入れてから見たほうがよかったかも。最後まで見ればわかったけれど、途中、何度か?マークが浮かぶ部分もあった。

 

FBI初代長官として約50年もの間、権力の中枢に君臨した男、ジョン・エドガー・フーバー。20代から77歳で亡くなるまでの彼を、ディカプリオが演じている。

これまで、ディカプリオ出演作品はあまり見ていないが、本作を見て、いつの間にか大人の役者になってたなぁという印象を受けた。決して演技が下手なわけでもないのに、若い頃のアイドル的なイメージがいつまでも付きまとってしまうのが気の毒なところ。

 

映画やテレビドラマなどでたびたび登場する「アメリカ連邦捜査局(FBI)」という組織が、どのようにして作られたのか。また、フーバー長官の「国を守る」という信念のもと、犯罪者の指紋管理システムや科学捜査の基礎が作り上げられた、という事実を本作を見て初めて知った。

彼の謎に満ちた私生活、特に同性愛者かどうかについては事実か否か不明だが、名声・悪名ともに高い男の性格や生涯を描くには、母親から受けた教育と、クライド・トルソン副長官との長年にわたる親密な関係を描くことが不可欠だったのだろう。

見ようによっては、ラブストーリーともとれる作品。(ラブストーリーだと思っていたら、見に行かなかっただろうけど。)

母の期待に応えようと、自分を抑圧し、良くも悪くも母の教えに従ってきたエドガー。彼のそばには、信頼できる秘書と相棒(トルソン副長官)がいつもいた。月日が流れ、老いた今、近い将来、愛する相棒を失ってしまうのではないかという不安と恐怖に怯えるなかで、自らのほうが先に生涯を終えてしまう。結局、彼は幸せな人生だったのでは? 愛する人を失ってしまった悲しみと、ひとり老いてゆく孤独を味わうことなく、相棒より先に逝けたのだから。

トルソン副長官役のアーミー・ハマーが好演♪ 品があった。

 


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